副業で稼いだら確定申告をしよう。
チャットレディは、空き時間などを利用して手軽に高収入がゲットできるとして人気のお仕事です。
チャットは英語で「気軽なおしゃべり」というぐらいの意味ですが、チャットレディはインターネットのライブチャット機能を使って男性とお話をするというお仕事です。
ライブチャットとは一種のテレビ電話のようなもので、パソコンとウェブカメラを利用して遠く離れた場所にいる人どうしがお話できる機能です。
最近ではスマホの内臓カメラを使って移動中でも利用できたりします。
チャットレディになるのは簡単で、ライブチャットの運営サイトに登録するだけです。
実際に仕事をはじめるまえに簡単な研修をするところもあります。仕事をする場所はそのサイトが用意しているチャットルームに通勤するタイプと、自分のパソコンを使って自宅で行うタイプとがあります。
お給料は時給制のところが多いですが、男性からの指名がたくさん入るとボーナスが入るケースもあります。時給は平均して普通のファストフード店のアルバイトの3倍から4倍くらいなので、短時間で高収入が得られます。
ところで、こうしてチャットレディをやって稼いだお金は、当然のことですが税金がかかります。ただしチャットレディはライブチャットサイトの従業員ではなくあくまでも「業務請負」として仕事をもらっているかたちになります。
そのため収入は自分で確定申告をしなければなりません。
チャットレディとして確定申告が必要になるのは、ライブチャットを本業にしている人は1年間の収入が38万円以上、OLなど他に本業がある人は副業としてライブチャットで得た1年間の収入が20万円以上の場合です。
なお、ここで言う収入とは稼いだお金から諸控除を差し引いた額です。控除には基礎控除38万円のほか、電気代やプロバイダー接続料など、要するにチャットレディの仕事をするのに払わなくてはならない「必要経費」が含まれます。
どの程度まで経費として認めてもらえるのかは税務署に問い合わせれば教えてもらえます。
なお、チャットレディとして稼いだお金の種類は、それが継続的なものであれば「事業所得」に、一時的、あるいはごく不安定なものであれば「雑所得」になります。
確定申告は毎年2月16日から3月15日までの間に、その前年の1月から12月までに得た収入の分を申告します。
申告に必要な用紙は税務署でもらえるほか、インターネット経由で電子申告もできるようになっています。